パール富士(館山) 2014.12.7

2014年12月7日(日)、千葉県館山市正木、市民運動場前の
海岸にパール富士を撮影に行きました。

撮影場所に到着。
気温マイナス1度、手が凍りそうです。
先に来ていた方に話を聞くと、富士山が見えている言うので、
早速、露光長めで撮影してみると、見えたー!
はるばるやって来た甲斐がありました。

山頂から右稜線にかけて雪煙なのか雲なのか、
モヤッとしていましたが、問題なさそうです。
毎月パール富士を狙っている調布から来られていた方の話では、
富士山が見えていても5分前でダメになってしまう事もしばしばとの事で
したが、パール富士初心者の私はもう撮れる気満々MAXです。
ビギナーズラックというのもありますから。

月の光が海面を照らしキラキラしていました。

パール富士撮影はいつものダイヤモンド富士撮影とは
勝手が違い、試し撮りを繰り返しました。
富士山に露出を合わせると、月が白トビしてしまい、
月に露出を合わせると富士山が見えないので、
露出を加減しながら何度も撮影しました。

構図や画角も迷ってしまい、なかなか決められません。

ようやく、ヨコ構図に腹が決まり、後は待つだけ。

パール富士直前。
ここで、気の迷いか、魔が差したか、
突然、ピントが不安になり........
月にピントが合っていないように思え、
直前なのも忘れて、ライブビューで拡大して、
ピント合わせを始めてしまいました。
大気の揺らぎのせいか、月にピントが合わせづらく
何度もピントリングを行ったり来たり。
ピントを合わせている最中、月が山頂にかかっているのに
気付き、慌ててシャッターを切ったのが次のカット。

ピント合わせを突然中断してシャッターを切ったので、
沈み具合も分からず、ドキドキしました。
撮った写真を確認するまでは、心の中で
「やってしまった!肝心なところでなにやってんだよー! ! ! ! !」
「ピントなんて試し撮りの段階で合わせてあったじゃん」
沈み過ぎていたらアウト。
遠路はるばるやって来たのも、千載一遇のチャンスも全て台無し。
もう頭の中がグルグルし心臓はドキドキでした。
月が完全に山頂中心からズレた後、おそるおそる再生してやっと
ホッとしました。
微妙にズレているようにも見えますが、許容範囲、上出来です。
心配したピントも何とかなっていました。

なんとか、ど真ん中で捉えた事を確認したので
この辺からやっと平常心で撮影に戻れました。

あっという間に右稜線に沈んでいきました。

空もすっかり明るみ、さっきまでの興奮が嘘の様に
静かに富士山がそこに佇んでいました。
名残惜しく、しばらく富士山を眺めてから帰路に就きました。
山頂にかかり始めを撮ることができなかったのが心残りですが、
撮影条件の揃った初めてのパール富士撮影に成功して大満足でした。
- 関連記事
-
- パール富士(館山) 2020.2.9 (2020/02/09)
- パール富士(鋸南町) 2018.11.23 不発 (2018/11/23)
- パール富士(金田漁港) 2018.4.1 不発 (2018/04/01)
- スーパームーンパール富士(館山) 2018.1.2 (2018/01/02)
- パール富士(上平井水門) 2016.5.22 (2016/05/22)
- パール富士(稲毛) 2015.5.3 不発 (2015/05/03)
- パール富士(館山) 2014.12.7 (2014/12/07)
- 三日月パール富士(千鳥) 2013.12.7 不発 (2013/12/07)
- パール富士(千鳥) 2012.4.7 (2012/04/07)